永井 俊英
東海大学医学部卒業
水戸赤十字病院、ホスピタル坂東、つくば心療内科クリニックを経てひたち野こころのクリニック開業。
ご挨拶
この度は、私が生まれ育った茨城県にクリニックを開設することができました。
これも故郷に医療で貢献したい想いに賛同し協力してくれた皆様と治療を通してともに歩んできてくださった患者様のおかげです。心から感謝いたします。
心療内科では、眠れない、やる気が出ない、イライラするといった症状だけをみるのでなく、家族、会社、学校での人間関係、仕事や学業、育児の問題など背景を見ることが必要になります。診察で感じるのは周りの期待に答えなくてはいけない。母親とはこうあるべきだ。と自分を苦しめてしまう考え方をする方が多いことです。森田療法をはじめとした考え方を診察に生かしながら、皆様の日常生活において健康を取り戻し、生き生きと活躍できるようお手伝いをさせていただくと共に、ちょっとした悩みでも気軽に受診できるクリニックとしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
ひたち野こころのクリニック 院長
永井 俊英
院長ブログ 最新の記事
- 大疑ありて大悟あり
おかげさまで開院して1ヶ月以上経ちました。皆さんと診察でお会いし、感謝の言葉をいただく度に、微力ですが皆さんの役に立つことができている気がして本当に開院してよかったと心から感じています。
これから、ブログを通して森田療法や心の健康に役立つ精神医学や心理学の情報を少しずつお話ししていきたいと思います。
今回は初回ということで、今辛く苦しい症状に悩まれている方に、森田正馬先生もよくおっしゃっていた“大疑ありて大悟あり゛という禅の言葉を紹介します。大疑とは、心がとらわれて、どうしようもなく辛い状態です。
パニックや、うつ、嫌な考えが心から離れなくなってしまった時など本当に地獄のように感じる状態。大悟は心が自由に動き、スカッとした状態です。つまり、精神的な苦悩は本当にキツイものですが、それを越えた後には、それがあったからこそ、充実して暮らす私たちがいるのだと感じられるということです。私自身時折思い返す言葉です。勇気がもらえる言葉ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も少しでも皆さんの役に立てますよう尽力していきたいと思います。