大疑ありて大悟あり

おかげさまで開院して1ヶ月以上経ちました。皆さんと診察でお会いし、感謝の言葉をいただく度に、微力ですが皆さんの役に立つことができている気がして本当に開院してよかったと心から感じています。
これから、ブログを通して森田療法や心の健康に役立つ精神医学や心理学の情報を少しずつお話ししていきたいと思います。
今回は初回ということで、今辛く苦しい症状に悩まれている方に、森田正馬先生もよくおっしゃっていた“大疑ありて大悟あり゛という禅の言葉を紹介します。大疑とは、心がとらわれて、どうしようもなく辛い状態です。
パニックや、うつ、嫌な考えが心から離れなくなってしまった時など本当に地獄のように感じる状態。大悟は心が自由に動き、スカッとした状態です。つまり、精神的な苦悩は本当にキツイものですが、それを越えた後には、それがあったからこそ、充実して暮らす私たちがいるのだと感じられるということです。私自身時折思い返す言葉です。勇気がもらえる言葉ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も少しでも皆さんの役に立てますよう尽力していきたいと思います。

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